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2018.06.04 Monday
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    まひる野 2018年6月詠草

    2018.06.04 Monday 17:00
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      「空よりも青い」 塚田千束


      空よりも青いお酒を飲み干して私は私を褒め生きてゆく

      二百万の指輪を贈られたいと云ふ女子高生のやうな瞳よ

      鳥だつて着地のために足をもつ見上げたままの首が軋んだ

      人を切るメスの冷たき重たさは目蓋の奥で鈍く光つて

      楽しみを一枚いちまい折りたたみいつか私が開くのだらう

      責められぬことの苦みを舌先で転がす冬は白く瞬く

      晴れた日はひときわ寒く鳩尾に差し込む鋭さこれが痛みだ


      ***

      六月集でした、うれしい。

      空よりも青いお酒を飲んでたのがもう2月の事で、札幌のカラオケの一室で羽生くんが金メダルをとるのをみんなで見てたのがもう四か月近く前だなんてびっくりです。

      category: ├  まひる野詠草 | by:千束comments(0) | - | -

      2018年5月読書録

      2018.05.26 Saturday 18:38
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        「なかなか暮れない夏の夕暮れ」 江國香織 人ひとりをまるごと人生に受け容れるのは難しいことだ。
        「江國香織童話集」 江國香織 やっぱりねぎを刻むが好きです。デュークや防衛庁前で、もすき。
        「憑かれた鏡」 エドワードゴーリー編集 海外ホラー短編集。猿の手がこわいけどおもしろい
        「悪医」 久坂部羊 ガン末期患者と主治医の外科医のすれちがい。身につまされる
        「意識のリボン」 綿矢りさ 女の短篇集

        「21世紀本格ミステリ映像大全」 千街晶之 貴族探偵や火村ドラマから氷菓アニメまで網羅
        「これから泳ぎにいきませんか」 穂村弘 書評集。読みたい本が増えた
        「3−6歳のこれで安心子育てハッピーアドバイス」一万年堂出版 ハッピーアドバイスシリーズ

        「いまぼくに」 谷川俊太郎
        「カミーユ」 大森静佳 ああ斧のようにあなたを抱きたいよ 夕焼け、盲、ひかりを掻いて
        「水中翼船炎上中」 穂村弘 ゆめのなかの母は若くてわたくしはこたつのなかの火星探検


        試験が近くてあまり読めてません
        大森さんと穂村さんの歌集はまださらっとしか読めてないので、もっとじっくり読むぞ。
        category: ├  2018年読書録 | by:千束comments(0) | - | -

        わたくしが樹木であれば

        2018.05.06 Sunday 06:54
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          「わたくしが樹木であれば」 岡崎裕美子

          第二歌集。
          かざりけのない生活、感情のそのままを提示され、躊躇うほどにあからさまで、
          その心の動きに触れてしまいそうでどきっとする。

          使われぬ(だろう)臓器の桃色を思うときふいに眠たくなりぬ

          「産む性」として、周りから期待され、あるいは自覚して、一冊のいたるところで出てくる感情は、解析するのが難しい。
          女性という性に対する肯定と、産む性を結びつけるのはまた違うのだとしても、
          まわりからはそれらは解かざるものとしてとらえられてしまうのだろうな。


          勝ち負けを決めないことも負けかもと思う あなたの下着を吊るす

          ライフルを誰かに向けて撃つように傘を広げる真夏の空に

          わたくしがピアノなら低く鳴るだろう誰が弾いても(あなたの手でも)

          誰からも触れられぬまま腐りゆく果物のあり夜のキッチン


          勝ち負けを競わなくなって、その諦念がすでに負けだと思う。下着を吊るす相手はおそらく夫か。
          昔は夫とも意見を争わせ、理解するためあるいは主張するために戦っていたけれどいまはそれほどの
          情熱もない、と読みましたが、夫に限らず友人、会社、世間一般と戦わなくなった、くらいの意味かもしれない

          ライフルを撃つという攻撃的な動作を思いながら傘を広げる。
          イメージがわきやすく、世間への、世界への身の置き方が受動的なばかりではないのだと
          主張しているのだろうか

          ピアノ、あるいは腐りかけの果物。こちらは打って変わって受動的になる。
          だれかから押されることではじめてなるピアノ。だれかに食べられることで意味を持つ果物。
          待つしかない身体として、静かにそこにいる。

          きみといてもどこへも行けないと思いつつ深い森まで連れられてゆく

          川ならばあなたを避けて流れたい底の暗さを見せないように

          きみがいるところがいつも島なのだ 会いにいくとき私は泳ぐ

          美しいあなたの指に触れる夜わたしの森は燃やしてしまう

          素足にて素足を踏めば完全にあなたのことを奪えると思う


          おそらく、夫とはちがう年下の相手との関係を示唆する歌が目立つ。
          背徳的、といってしまえばそれまでかもしれないが、
          あまやかな静けさがあって、妙にどきどきしてしまうのでした。


          父にたいしての歌、母に対しての歌、女を求められているという自覚と自負が、
          しんしんと伝わってきました。

          表紙もとてもすてき。

          category: ├  短歌 | by:千束comments(0) | - | -

          まひる野 2018年5月詠草

          2018.05.04 Friday 11:53
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            「冬の車窓」五月特集  塚田 千束

            白と黒 錆の赤茶が行き交って冬の車窓はいつも静かだ

            異国語が耳を飛び交う構内でどこにも行かぬキヨスク明るい

            正確に伝えることにどれほどの価値があるのか雪は積もって

            人を殴る代わりだ歌を詠むことは真っ暗闇に呆けた月よ

            熊になる なんでも食べる熊になり吹雪睨めば涙が滲む

            ご心配なくすべて手の内ですと手品師詐欺師医師の類よ

            作為なきものが正しいのだとして医療は美しいものですか

            発熱の子に寄り添えばほつほつと命は沸き立つ鍋の湯豆腐

            雲も雪も区別はなくて地平線わからなくなる二月はこわい

            占冠・比布・和寒・音威子府 かわいい響きだから降りたい

            誰からも呼びとめられることのない空気を吸いたい土を踏みたい

            「大丈夫すぐに対応しますから」黄色い目をした猫が見ている

            本当に欲しいものなど口にせず舌で溶かしてしまうかなしい

            例えば、と言い差したまま別れきて二度と続かぬ手紙もあって

            また次も笑って会いたいかさついた指を何度も確かめている


            ***

            十五首ものせてもらうのははじめてなので、ちょっとどきどき。
            造りながら途中で息切れしているのがよくわかる。
            category: ├  まひる野詠草 | by:千束comments(0) | - | -

            ヘアゴム

            2018.05.03 Thursday 09:09
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              ためしに作ったんですけど、バランス難しいですねえ。



              category: ├  こども服 帽子など | by:千束comments(0) | - | -

              2018年4月読書録

              2018.04.24 Tuesday 19:45
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                「営繕かるかや怪異譚」 小野不由美 怪異と真正面に対決するわけではなくうまくすり抜けて避けていくのが面白い
                「号泣する準備はできていた」 江國香織 再読。離婚直前の夫婦の話が印象的
                「七緒のために」 島本理生 しんどい
                「夜が明けるまでそばにいる」 彩瀬まる 事故で死んだ母が戻ってくる話が怖くてしんどかった
                「眠れぬ夜は体を脱いで」 彩瀬まる 連作短篇集。ネットの掲示板、手にまつわるあれこれ。合気道の話が好き
                「善人はなかなかいない」 フラナリー・オコナー めちゃくちゃ救いがない。すごい。
                「ちょうちんそで」 江國香織 再読。
                「この世の春」 宮部みゆき サイコサスペンス? 江戸時代ものでこれは新しいのかも
                「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 伊坂幸太郎 恋愛関係の短篇集 どなたの御嬢さんかご存知ですか、って言ってみたい

                「米澤穂信と古典部」 ムック本。ホウタロウの読書感想文おもしろすぎる
                「クドリャフカの順番」 米澤穂信 再読
                「戻り川心中」 連城三紀彦 美しい短篇集でした。藤の宿も桐の柩も好き。
                「宝石商リチャード氏の謎鑑定(6)転生のタンザナイト」 辻村七子 正義の父の話
                「紐育チーズケーキの謎(ミステリーズ! 2017年冬収)」 米澤穂信 おさないさんまじおさないさん
                「白夜行」 東野圭吾 すごかった…すごい…ラスト、雪穂はどんな気持ちだったのだろう
                「リカーシブル」 米澤穂信 ファンタジー? 民俗学? と思わせて…うわあ…

                「いらっしゃい」 山川藍 「天国に行くよ」と兄が猫に言う 無職は本当に黙ってて
                「詩を贈ろうとすることは」 谷川俊太郎
                「わたくしが樹木であれば」 岡崎裕美子 素足にて素足を踏めば完全にあなたのことを奪えると思う

                「なんにもない部屋の暮らし方」 ゆるりまい
                「気が合う女友だちは三千里たずねなくてもいる」 青沼貴子 ままぽよの人の処世術的な
                「腐女子のつづ井さん」 つづ井 わらってしまった



                ***

                コミックエッセイっていま色々でてるんですねえ。

                category: ├  2018年読書録 | by:千束comments(0) | - | -

                まひる野 2018年4月詠草

                2018.04.20 Friday 21:08
                0
                  「鈴がうるさい」 塚田千束

                  真っ白なカルテをひらき一呼吸白衣の袖をひとつ折りあげ

                  ぽってりと雪をまとわせ自らの名前を忘れた様な樹が立つ

                  粉砂糖練り続けたる強度とは自らを地に縛りつけるまで

                  しっとりと吾子の肌にも似た生地を伸ばして焼いて自己満足す

                  目をあけることすらできぬ吹雪でもポスト毅然と前を向いてる

                  なんにでもなれたことなどあったのか私の中の鈴がうるさい



                  ***


                  だめですね、最近。

                  category: ├  まひる野詠草 | by:千束comments(0) | - | -

                  「いらっしゃい」山川藍

                  2018.04.12 Thursday 17:14
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                    友達の産んだばかりの子のしゃっくりが聞こえる電話の奥 いらっしゃい

                    「いらっしゃい」 山川 藍

                    まひる野所属の山川さん第一歌集です。
                    表紙の猫ちゃんがキュート。

                    どのページも、ユーモアであふれている。
                    現実がいつでも楽しく朗らかで笑えるわけではないのに、
                    山川さんの視点から語られると途端にそれらはおかしく愛しい日常の一コマになってしまう。

                    今日はもう閉店ですがどの日にもマンガにできる瞬間がある

                    辞めたさの話をすればむちゃくちゃにウケられているわたし、噺家



                    家族に対しての愛のある貶し方(と、いっていいのかしら)が、家族としての距離感なんだろうなあ。

                    「天国に行くよ」と兄が猫に言う 無職は本当に黙ってて

                    芦田愛菜かわいいなどともし兄が言ったらどうしようゾンビ見る


                    お兄さんに対してつねに冠詞のように「無職」がつくあたりとか。
                    お父さんに対して、お母さんに対して、あるいは友達や友達の赤ちゃん。
                    職場の後輩、先輩。
                    山川さんをとりまく人たちは、どこかユーモラスに感じられ、
                    それはやっぱり、そういうふうに世界を切り取る山川さんの人格によるものなのでしょう。

                    家族の死、離職、再就職。
                    どちらかといえばネガティブな現実のイベントを、どうしてか重たく感じさせない。
                    これはすごいことだと思うのです。
                    いくらでも深刻に、つらく、苦しく語ることは可能だと思いますが
                    (人間は不幸が大好きだと思う)
                    この歌集の語り口は、重たくない。重たい現実を、きちんと消化している。


                    表紙から歌集全体に広がる猫の気配が、そういったすべての面倒で億劫な現実に対し、一歩下がって我関せずと悠々と尻尾を揺らしているような、軽やかさ、のびやかさを感じさせるのでした。

                    今すぐに帰って猫をさわりたい今を今すぐ反芻したい

                    あと腐れないから猫はいいんだよさわれそうなのみんなさわった


                    現実を深刻に詠まないこと、噺家と自分を称してしまうほど他人の視線を意識して振る舞うことができる冷静な視線をもっているからといって、何も感じないわけではなく、むしろそのためよりいっそう、思いを深めることもあるのかもしれません。

                    この砂を覚えてしまいそうな気がする水もだと思いつつ踏む

                    目を開けていられなかった全身が耳しんしんとあなたを聴いた

                    仲間だと思うあなたとかなしみを具体的には分けあわないが

                    壊れないねじに生まれて金属の板を繋いで感謝されたい

                    縋りつくこともできずに立つ夜のわたし縦にも横にもでかい

                    人は皆それぞれだから上下から引っ張られてるようなしゃっくり


                    それでも、やっぱり前を向いて、堂々と現実を詠んでくれる山川さんの歌はからは「自分自身を肯定する力」を感じます。どんな自分であっても、だれと比べるわけでもなく(比べることもあるのかもしれませんが)、自分は自分の現実を生きているという気がして、それを読んで、私も明日もがんばろうとひとり励まされるのでした。

                    リラックマ手帳に変える生きるんだやりたいことをやればいいんだ

                    次に買うボールペンなら決まってるわたしはまともでシンプルだから







                    category: ├  短歌 | by:千束comments(0) | - | -

                    ヘアゴムとか

                    2018.03.30 Friday 20:25
                    0


                      これを





                      こうしました。

                      もう三か月くらい前に作ったんですけど、当時クリスマスが近かったためか
                      「クリスマスカラーですね!」とスタッフに声をかけられて嬉しかった記憶。


                      category: ├  こども服 帽子など | by:千束comments(0) | - | -

                      登園バッグ

                      2018.03.29 Thursday 15:20
                      0

                        一月に作ってたんですけど、そういえばアップしてなかった。

                        下の子は、体のトラブルが多くてちょこちょこ病院のお世話になっていたのですが、
                        この度定期通院から卒業できました。
                        よかった。
                        親がしてあげられることなんてなにもないんだな、というのが実感です。
                        すべてなるようにしかならないのでしょうね。



                        category: ├  こども服 帽子など | by:千束comments(0) | - | -

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